Brake-in-the-Loop
実ブレーキシステムをテスト
信頼性の高いブレーキシステムが重要である理由はいくつかあります。何よりもまず、緊急時に車両を停止させるためには、確実な制動が安全上不可欠です。また、悪天候下でも車両のコントロールを維持し、車両を的確に操作するうえで、ブレーキは重要な役割を果たします。ブレーキの安全性を確保するには、広範なテストが必要です。Brake-in-the-Loopを使用すれば、バーチャル環境において、ブレーキシステムをリスクなく、高精度かつ再現性のある条件でテストできます。
Brake-in-the-Loopの対象ユーザ
OEMからサプライヤまで、機能開発およびコンポーネント開発に携わるブレーキ開発エンジニアが、個々の用途に応じて本テストシステムを利用できます。
Brake-in-the-Loopとは
Brake:
- 以下を含む、あらゆる種類のブレーキを指します。:
- 従来型の機械式ブレーキブースタ(バキューム式ブレーキブースタ)
- 電動機械式ブレーキブースタ
- 電動機械式ブレーキ(EMB)または電動油圧式ブレーキ(EHB)
- アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)を含むECU
- 横滑り防止装置(ESC)および3-in-1構成のブレーキECU
- 電動ブレーキキャリパおよびドラム
- ブレーキ・バイ・ワイヤシステム
- また、ブレーキディスクからブレーキペダル操作まで、油圧配管、ブレーキキャリパ、ブレーキブースタ、ESC/ABS機能用ECUを含むブレーキシステム全体を再現することも意味します。
In-the-Loop:
- ブレーキシステムの開発・検証に用いる、開ループおよび閉ループの両テスト手法を指す
- Brake-in-the-Loopを使用することで、コントロールユニットとブレーキシステム全体の両方を迅速かつ効率的にテスト・検証
- テストベンチ上でのバーチャル・テスト・ドライビングによりテストを実施
Brake-in-the-Loopの活用方法
- 油圧配管やブレーキフルードなど、必要なすべての油圧系コンポーネントを含む実ブレーキシステムを、開ループおよび閉ループのマヌーバでテスト・検証
- ABS、AEB、EBDなどを含む、部分自動運転から完全自動運転(レベル3~5)向けブレーキECUを検証
- ISO 26262に準拠したフェイルセーフテストおよび機能テスト
- 走行挙動を確認するための機能テスト(客観評価)および性能テスト
- 高動特性の走行マヌーバ、大きな摩耗、車両への高負荷を伴うテストや、より複雑な特殊テストを実施
- ホットブレーキテストベンチに接続するためのインターフェースを用意